愛しの春菊

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

 

秋に庭に蒔いた春菊が

たくさん芽を出しました。

 

お節に飽きてきた

正月明けからは

毎日食卓に並んでいます。

 

鍋は勿論

蕎麦・うどんに乗せたり

柔らかいので

サラダに入れても

美味しいです。

 

我が家の小鳥も

喜んで

ついばんでいます。

 

しかし

思い返してみれば

いつから春菊を

美味しく感じる様に

なったんでしょう?

 

幼い頃

いや

ある程度の年齢になるまで

好きではありませんでした。

 

あの

どこにいても

存在感のある

クセのある香り。

 

例え小さなカケラでも

私はここにいるよ!!

と主張してくる感じ。

 

苦手でした💦

 

鍋からおじやに

移行するのが好きでしたが

そこに春菊が入っているだけで

残念な気持ちになっていました。

 

トロトロになった白菜

ご飯・卵・出汁の

優しいハーモニー✨

 

そこに強い個性が

入り込む。

 

頼むから

調和を乱さないでくれ!!

と願っていました。

 

ところが今では

その強い個性を

求めている

私がいます。

 

逆に

調和を乱す

存在がいない事が

物足りません。

 

姿は見えなくても

存在を感じると

喜んでどこにいるかと

探してしまう。

 

春菊は

今も昔も変わりません。

 

ただそこに

存在しているだけ。

 

変わったのは

私自身です。

 

これからは

春菊も

変化した私も

愛していこうと思います。