ピンクの白玉

白玉あんみつが

食べたくなり

作る事にしました。

 

寒天と小豆は

準備済みです。

 

黒蜜は

だいたいいつも

常備しています。

 

さて

白玉を作ろうと

思ったのですが

どうせなら

色付き白玉に

したいという

欲が出てきました。

 

しかも

ピンクにしたい。

 

合成着色料は

嫌ですし

急な思い付きなので

材料もない。

 

家にあるもので

出来ないだろうか?

 

初めに浮かんだのは

紅生姜の汁です。

 

白玉が

ピンクに染まる可能性は

非常に高いです。

 

ただ

美味しくは

なさそう。

 

却下です。

 

次に

赤紫蘇が浮かびました。

 

煮汁を

白玉粉に混ぜたら

綺麗な色になりそう。

 

ただ

紫蘇の香りが

強かったら

調和を乱す

可能性があります。

 

保留です。

 

ハッ!!

 

ルイボスティは

どうだろう?

 

単品で飲むと

多少のクセは

あるけれど

何かと混ぜた場合

脇役に

回ってくれます。

 

他の

あんみつメンバーの

足は

引っ張らないでしょう。

 

しかも

褐色と

言われる位だから

白玉粉と混ぜたら

良い感じの色に

なるかもしれない

・・・。

 

色の鮮やかさで

いうと

赤紫蘇が

勝りますが

調和を考え

今回は

ルイボスティに

決めました。

 

早速

ルイボスティを

湯飲みに入れ

熱湯を

少量注いで

蒸らします。

 

その間に

白玉粉

ボールに入れ

ルイボスティの

受け入れ準備は

完了。

 

ある程度冷めた

ルイボスティを

少しずつ

ボールに加え

白玉粉を捏ねます。

 

白い白玉粉

色が変わってきました。

 

しかし

・・・

 

オレンジです。

 

そりゃそうだ。

 

元々

褐色なのだから

ピンクになるはずは

ありません。

 

いや

茹でたら

色が変わるかもしれない。

 

捏ね終えた

白玉粉

一口サイズにちぎり

手のひらで

丸めた後に

軽く押しつぶし

真ん中を

指で押して

凹ませました。

 

そのまま

鍋で沸騰させた

お湯の中に

投入。

 

この工程を

繰り返します。

 

しばらくしたら

最初は沈んでいた

鍋の中の

白玉が

ぷかぷか水面に

浮いてきました。

 

引き揚げの

合図です!

 

穴の空いた

お玉ですくって

ボールに入った

冷水に投入します。

 

粗熱が取れたので

引き揚げたところ

・・・

 

オレンジです。

 

茹でても

変わりませんでした。

 

実験は失敗です。

 

しかし

そうこうしている

間にも

白玉達は

ぷかぷか水面に

浮いてきます。

 

慌てて

お玉で

全てすくい

冷水で冷やし

作業終了です。

 

ピンクではなく

オレンジに染まった

白玉。

 

少し悲しみが

残りつつ

食べる事にしました。

 

寒天・小豆・白玉を

器によそい

その上に

黒蜜を

たっぷり注ぎます。

 

いざ実食。

 

まずは

オレンジ色の

白玉を

口に入れました。

 

・・・

トロトロで

クセがなく

美味しいです。

 

黒蜜との

調和も取れています。

 

2個目の

白玉は

寒天・小豆と

一緒に

口に入れてみました。

 

やはり

調和を乱さず

めちゃくちゃ

美味です。

 

ピンクには

なりませんでしたが

充分に

私の胃袋を

オレンジの白玉は

満たしてくれました。

 

でも

ピンクの白玉も

作ってみたいな

・・・

 

また

策を練ろうと

思います。