先客

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我が家の

小鳥の

新しい遊び場は

少しずつ

増築されています。

 

更なる拡大を

するためには

止まり木が

足りません。

 

そこで

散歩がてらに

枝を拾いに

行きました。

 

手っ取り早いのは

家の前の

公園です。

 

しかし

ここ最近

防災用に

スピーカーを

取り付けに来ている

業者さんが

いるので

堂々と

枝を拾う勇気が

持てずにいます。

 

そこで

自宅から10分程

歩いた所にある

住宅街の中の

沼に行くことに

しました。

 

沼といっても

池ほどの

サイズです。

 

以前は

ザリガニや

ヤゴ

クチボソなどのいる

大きめな

沼でしたが

大部分が

埋められました。

 

現在は

錦鯉

小魚

アメンボなどが

住んでいます。

 

様変わりは

しましたが

周囲は

自然な傾斜や

木々も一部

残してあるので

いろんな種類の

鳥も

見られます。

 

沼に辿り着き

早速

枝を

探し始めました。

 

しかし

足元付近には

長くても

15センチ程度の

ものしか

ありません。

 

傾斜を上るか

・・・。

 

その傾斜に

目をやると

何かが

動いていて

カサカサ

音もなっています。

 

鳥が

いるのだろうと

思い

目を凝らすと

茶色い何かがいます。

 

そして

フサフサの

しっぽが見えます。

 

それは

リスでした。

 

私に見向きもせず

一生懸命

餌を探している

ようです。

 

温暖化だからか

そういう種類だからか

リスって

冬眠しないのか?と

少し

不思議に

思いましたが

理由は何にせよ

冬の時期の

餌探しが

大変なのは

間違いありません。

 

私は

道楽的に

枝を求めていましたが

リスは

冬を乗り越えるためで

命懸けです。

 

これは

先客に

譲るほかないだろう

・・・。

 

そのまま

しばらく

静かに

リスを観察し

帰路につきました。

 

土日は

業者さんも

休みだろうから

やはり

枝探しは

週末に

家の前の公園で

行うことにします。